新人時代の苦労が今、実を結び始めている
私は入社後、PMOシリーズや東京虎ノ門グローバルスクエアなど、一貫してオフィスのリーシングを担当しています。企業のオフィス移転は、中長期的な計画に基づいて行われているため、新規で訪問してすぐに契約をいただけるものではありません。
新人時代の私は、入社後最初の一年間で新規の契約をとることができませんでした。それでも「契約の成否を考える前に、まずは商談の機会を増やしなさい」という先輩のアドバイスに従い、部署のメンバーの誰よりも多くの企業を訪問し、商談を重ねる過程で「お客様との信頼関係をいかに築くか」を身をもって理解しました。
当時、私が心がけていたのは、曖昧な対応をしないこと。例えば、近隣の最新の賃料相場を聞かれて自分が知らなかったら、「今はわかりません」と答える代わりに、会社に持ち帰って最大限のスピードで調べてお知らせするようにしていました。
こうした取り組みの成果は、2年3年と経つうちに実り始めています。新人の時に新規開拓し、継続してフォローを続けているお客様と、契約に至ることが増えてきたのです。「スピード感をもったお客様対応」は、私が大切にしている基本姿勢の一つです。