新しいものを生み出す中で
地域にもたらす影響の大きさを実感
私は入社後、現部署に配属されるとすぐに、ホテルの運営を担う野村不動産ホテルズに出向し、既存の3ホテルの現場研修を経験しました。さらに2年目にはNOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO(以下略:ノーガホテル秋葉原)に常駐し、イベント企画、宿泊プラン販売、売上実績管理、プロモーションなどを担当しました。運営の立場で、「地域との深いつながりから生まれる素敵な経験」というNOHGA HOTELのコンセプトを体現すべく、新しいものを生み出す取り組みに邁進しました。
例えば、ノーガホテル秋葉原にeスポーツルームを導入したのもその一つです。世界一の電気街であり、日本を代表するeスポーツ店舗が集積する秋葉原の魅力を体現したいと考え、地域に根ざしているeスポーツ関連企業などとコラボしてつくり上げていきました。ホテルの運営メンバーと共にゼロベースから追求したのは、eスポーツに興味のある方は何を望んでいるのか、ホテルを訪れてプレイしたいeスポーツの環境とはどんな環境なのか、ということです。試行錯誤の末にたどり着いたのは、高性能デバイスやこだわりのあるゲーミングチェア・デスクを配置するなど、日常生活とは一味違う体験ができる上質感のある空間づくりでした。また、メディア関係各社への発信、eスポーツのインフルエンサーを通じての発信など、プロモーションにも力を入れた結果、販売開始から大盛況となりました。
自分たちがつくったものをお客様にご利用いただき、喜んでくださっている姿を目の当たりにできた経験は、ホテル事業がお客様や地域にもたらす影響の大きさを知る機会になり、その後のモチベーションの源泉になっています。