Episode 02
前例がない案件に携わることで
モチベーションを高く保って
走り続けられる
黒田 翔太
野村不動産投資顧問 私募ファンド運用部
2010年入社

入社後、野村不動産投信(現:野村不動産投資顧問)に出向。同社で様々な部署を経験し、J-REITや国内私募不動産ファンド※の組成・運用に携わり、現在は海外不動産ファンド投資チームに所属している。

※ファンドとは…機関投資家や個人富裕層といった様々な投資家様からの資金を用いて投資・運用を行う仕組み

※所属部署はインタビュー取材当時のものになります。

海外不動産ファンド投資チームでの刺激的な毎日

野村不動産投資顧問は、様々な不動産関連資産への投資を行い、運用受託した資産から手数料をいただくビジネスを行っています。「REIT※」「国内私募不動産ファンド」「不動産有価証券投資ファンド」という3つの軸があり、私は3つ目の「不動産有価証券投資ファンド」の組成・運用を手掛ける部署に所属しています。

現在の業務は不動産投資を行う海外の企業と密接にコミュニケーションを取りながら、各社が運用する不動産ファンドに投資し、海外不動産ならではの投資利益を、投資家の皆様に還元するビジネスに携わっています。投資先および投資候補先となる国への出張も多く、また海外の運用会社と打ち合わせをする機会もたくさんあるため、自分の視野の広がりや成長を感じる機会に恵まれ、刺激的な毎日を送っています。

※REITとは・・REIT(Real Estate Investment Trust)とは、多数の投資家の資金を集めて、オフィスビル、商業施設、住宅などのさまざまな形態の不動産を取得、管理、運用することを目的とする不動産投資信託のこと

会社初、有料老人ホームの不動産ファンド組成を実現

前部署で、自身として初めて新たな不動産ファンドの組成を手がけたことは、今でも印象に残っています。それは有料老人ホームへの投資事業で、私はもちろん会社としても初めての事業でした。

社内にはまだ有料老人ホームに対するノウハウの蓄積もなく、また今より投資家様の理解が深くない時期だったため、難易度の高い案件でした。しかもプロジェクトを推進する主担当は、私と後輩の2人。投資に向けた課題やリスクを一つひとつ洗い出し、外部の専門家や社内の各部署と連携しながら整理。売主との調整に加え、投資家様やレンダー様(融資を行う金融機関)の理解を少しずつ深めていき、半年かけて何とか数十億円規模のファンドを立ち上げることができました。多くの方々と協力し助けられながらゴールにたどり着くことができ、大きな達成感を得られた案件です。

自分の成長が会社の成長に直結しているという手応え

野村不動産全体の中でも、私のチームは海外とのコミュニケーションが非常に多い部署です。私はこの環境を活かして、さらに多くの海外事業に携わり、経験を積みたいと考えています。そして、成長と同時に自分ならではの強みを確立することが目標です。投資や運用について独自の判断を求められるからこそ、自分が成長し会社の基盤を強くしていきたいと考えています。社員はみんなその意識を持ち、新しい案件に取り組んでいます。

私自身もつい最近、前例がない中で海外籍ファンドの組成を任されました。当社としても新たなチャレンジとなる面白い案件でモチベーションを高く保って走り続けることができ、また一つ成長できたと実感しています。自分の成長が会社の成長に直結しているという手応えが、私の背中を押してくれています。