Episode 02
野村不動産の強みを発揮し、
地方中核都市での
分譲マンション事業を成功に導く。

その重要な一翼を担いたい。
宮崎 淳
開発企画本部 事業開発四部
2009年入社

入社後、住宅事業本部 住宅営業部に配属。8年間、分譲マンションの営業に従事。5年目より販売チームのチーフまたはサブチーフを担当。2017年4月に現職に異動。地方中核都市での分譲マンション事業用地の取得、販売推進の担当となる。

※所属部署はインタビュー取材当時のものになります。

良質な分譲マンションを通して、地方創生に貢献。

現在、日本各地の地方中核都市において、中心市街地の活性化へ向けて、コンパクトシティ化が検討されています。それは、住宅、商業、オフィス、病院など多様な機能を中心部に集め、コミュニティの再生、住みやすい街づくりを目指すという発想です。

そうした社会の要請に対して、良質な分譲マンションを通して、持続的な地方創生に貢献していく。それが、これまで大都市で分譲マンションを展開し、良質なマンションづくりのノウハウを蓄積してきた当社のミッション。そうした考えから、当社では地方中核都市の分譲マンション用地の取得、再開発への参画に力を入れています。

私が現在携わっているのは、その一環である「宇都宮駅東口地区整備事業」。複数の部署と連携しながら、宇都宮に足を運んで、地元の金融機関や不動産会社等にヒアリングするなど調査を重ね、「どんな方々が住む、どんなマンションをつくるのか」を構想する商品企画も行なっています。実際に形になるのはまだまだ先ですが、「こういう人たちに快適な暮らし方をしてほしい」と想像を膨らませながら仕事に取り組むことに大きなやりがいを感じています。

求められるのは、多くの人を束ね、多くの人を巻き込む力。

当社への入社を決意したのは、若い時からチャンスがもらえると聞いたこと。その通り、入社5年目には大規模分譲マンションの販売チームのチーフに。メンバーを束ねていく難しさを痛感しましたが、その一方、みんなの力を合わせれば、想定を超える大きな成果が得られるのだということも実感しました。メンバーの一人ひとりが得意分野を活かして、みんなで協力しながら、最終的に物件完売した時は、最高に嬉しかったですね。

1物件目、2物件目は順調に完売することができたのですが、3物件目で大きな挫折が待っていました。メンバーとうまくコミュニケーションが取れず成果も上がらない。その原因は、「一人ひとりの力を活かし、力を合わせて成功に向かう」という大切にしてきた信条が置き去りになっていたことでした。

この時、自分の慢心に気づいて初心に戻れたことが、仕事人生の転機となりました。当社ではどんな部署であれ、事業を推進していく立場に立つため、担当者には「多くの人を束ねる」「多くの人を巻き込む」力が求められます。だからこそ、若いうちに多くの経験を積み挫折も味わい、当社の社員として必要な力を学ぶことができたことがその後の仕事に役立っています。

そこにニーズがあるなら、どんなに困難でもチャレンジする。

現部署に異動して約3年。分譲マンションの用地取得の仕事を円滑に進めるためには、経験や高度な交渉力を要するため、従事している方はベテラン社員が多く、私はまだまだ成長途上だと思っています。

しかし、経験が浅いことを言い訳にせず、自分なりの意見ややり方をしっかりアウトプットするようにしています。もちろん、今の時点では自分が考えていることは間違っていることもあるのですが(苦笑)。そこで修正しながら、さまざまな知見やノウハウを自分のものにしていくことが大切だと思っています。

当社の地方中核都市での分譲マンション事業はまだ始まったばかり。一般的に言えば、デベロッパーとしては大都市で分譲マンション事業を展開する方が、効率的で大きな収益も確保できます。にも関わらず、そこに切実なニーズがあるなら、たとえ非効率でも困難でも失敗を恐れずにチャレンジする。これって本当に野村不動産らしいなと思います。このような新しいチャレンジにアサインされたからには、自分の力を存分に発揮して成功に導いていきたいですね。仕事に取り組む中で地方中核都市のみなさんの当社への期待もひしひしと感じ、使命感に燃えています。