Action02 地域の人、訪れる人に

芝浦プロジェクト

芝浦プロジェクトとは

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野村不動産、野村不動産ビルディングおよび東日本旅客鉄道の3社で推進する、オフィス・ホテル・住宅・商業施設からなる大規模複合開発プロジェクト。野村不動産グループで保有する「浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング)」と、東日本旅客鉄道が保有するカートレイン乗降場跡地をあわせた敷地は4haを超え、オフィスの規模では「新宿野村ビル」の4倍を超えるなど当社のフラッグシッププロジェクトである。2030年の全体竣工にむけ、国家戦略特区事業として湾岸部の新たなシンボルになることを目指している。

芝浦プロジェクトで、
どのようなビジョンを
描いているのでしょうか?

建て替えを通じて、自社のフラッグシップとなる“街”をつくりたい。本プロジェクトを担当する社員はそんな想いを共有しています。

加えて、現在浜松町エリアでは、竹芝地区、浜松町二丁目地区でも他社による大規模再開発が進んでいます。その中で大切にしているのは、それぞれの地区が単独で進めるのではなく、各社の力を結集して持続可能で一体感のある街づくりを目指していくことです。そのため2017年に各事業者とともに三地区連絡会を立ち上げました。

現在は事務局として、情報連携やイベントの共同開催などを行なっていますが、将来的には交通の整備や防災などの環境づくりにつなげていきたいと考えています。

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地域との連携や、エリアマネジメントは
どのように取り組んでいるのですか?

三地区連絡会の他に、芝浦プロジェクトでは地域在住の方や通学・通勤される方の目線に立ち、小学校での街づくりの授業や、高校生が参加するワークショップの開催などを行っています。

また、過去には、本プロジェクトのある若手社員が“地域のコミュニティをつくりたい”という想いを持ち、とある清掃活動のコミュニティ内で新たに芝浦チームを立ち上げたこともありました。このコミュニティでは、多くの方に協力いただけたこともあり、のべ200人に近い方に参加いただき、地域に住む人や働く人など、普段は関わりのない人たちがつながる場として活用していただけました。

こうした様々な取り組みを通じて、一人ひとりのニーズに寄り添い、それに応える解決策を提供するのが不動産事業で最もやりがいのある部分ですね。

これまでに苦労したことは何ですか?

本プロジェクトに関連して、2019年8月に、日の出ふ頭小型船ターミナル「Hi-NODE※」を開業しました。開発にあたって苦労したのは、ものづくりへのこだわりを徹底的に追求したこと。家具や植栽一つでも、多くの人たちが実際に利用する状況を想像し、何が適切なのか、とことん突き詰めました。そうでなければ、デベロッパーとしての付加価値を提供できないからです。

待合所の企画を担当した当時入社2年目だった若手社員もこの点で苦労したと話してくれました。「ソファーの生地一つをとっても、上司や役員まで『お客様はどのように使うのか』という視点を持ち、全員が徹底してこだわり抜く。自分一人が思い描いたイメージや雰囲気だけで安易に決めるわけにはいかないのだと痛感した」と。

街づくりについてはどんな取り組みも、継続して初めて成果が出ますし、長期的に収益が見込めなければ事業として継続できません。エリアマネジメントもHi-NODEもそれ自体が利益を生み出すものではありませんが、長期にわたり広域的に開発をしていく本プロジェクトでは、社会貢献も事業の大きな要素の一つです。実現の過程では多くの方を巻き込む必要があり、正直苦労する部分も多いですね。
※日の出ふ頭小型船ターミナル「Hi-NODE」

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野村不動産らしさを感じるのは
どんなところですか?

先ほども触れましたが、ものづくりへの強いこだわりや、人に対しての徹底した向き合い方には、野村不動産らしさを感じます。例えば、私が担当している小学校4年生を対象とした「街づくりの授業」もその一つ。

本プロジェクトが竣工する2030年に彼らは22歳になります。事業者として将来的にこの地域を担う世代を授業を通じて支援したいという想いがここにはあります。協力頂いた企業から児童に送る手紙の一字一句までこだわり抜きましたが、それはこの授業が企業のCSRにも寄与するものでありたいと願ったからです。

小学校や企業の方々にとっても成果をもたらす取り組みにすることで、当社だけではなく「地域や社会のwin」を大きくしていきたいですね。この積み重ねから、当社の街づくりや事業の存り方を示せるのではないかと思います。

また、商業エリアの開発では、施設を訪れる人だけでなく、お店で働く人や清掃などの施設運営に関わる人にとっても働きやすいと思って頂けるような施設にしていきたいと考えています。一人ひとりに向き合った街づくりを目指していく。その先に、野村不動産だからこそ実現できるデベロッパーの姿があるのだと思います。

曽田 朋恵

Tomoe Soda

芝浦プロジェクト本部 芝浦プロジェクト企画部
1999年入社

入社後、分譲マンションの企画推進、モデルルームのプランニング担当を経て、自社ブランド価値向上のための企画立案、商品開発に従事。『ふなばし森のシティ』プロジェクトにおいては、地域の人々の目線で街の価値を高める取り組みを担当した。2017年に現部署に異動。

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芝浦プロジェクト ~prologue~

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